Cubase iPadは存在する?結論からお伝えします
「Cubase iPad」で検索しているあなたは、おそらくiPadでCubaseを使いたいと考えているはずです。結論から言うと、2026年9月時点でSteinbergからiPad版のCubaseはリリースされていません。公式サイトで案内されているCubaseは、macOSとWindowsに対応したDAWソフトであり、iOS/iPadOS向けのアプリは提供されていないんです。
ただし、iPadで音楽制作をあきらめる必要はありません。iPad向けのDAWアプリを使ったり、iPadをCubaseのリモートコントローラーとして活用したり、MIDIキーボードとして使う方法があります。この記事では、CubaseとiPadの関係を整理しつつ、iPadで音楽制作を楽しむための現実的な選択肢を紹介していきます。
CubaseとはどんなDAWなのか
Cubaseは、ドイツのSteinbergが開発・販売している音楽制作ソフトウェア(DAW)です。ハリウッドの作曲家やビルボードチャートのプロデューサーから初心者まで、幅広いユーザーに支持されているのが特徴です。公式サイトでは「あらゆるジャンル、レベル、予算に対応」とうたわれており、作曲・録音・編集・ミックス・マスタリングまで一貫して行えます。
グレードは主に3つに分かれています。上位版のCubase Pro 15は、Dolby Atmos対応や高度なMIDI編集、プロ向けプラグインセットを備えたフル機能版です。中位版のCubase Artist 15は、VariAudioによるピッチコレクションやマルチトラックのAudioWarpなど、楽曲制作に必要な機能を搭載しています。入門版のCubase Elements 15は、録音・編集・ミックス機能を凝縮した手軽なグレードです。
また、Steinbergの公式ダウンロードページでは、Cubase 15のインストーラーが公開されており、macOS 14・15・26やWindows 10/11に対応していることが確認できます。対応OSにiPadOSは含まれていません。
なぜiPad版Cubaseは提供されていないのか
理由はいくつか考えられます。まず、Cubaseは長年にわたりデスクトップ環境を前提に設計されてきたソフトウェアで、VSTプラグインや大規模なプロジェクト、外部ハードウェアとの連携など、PCの処理能力やファイルシステムを活かす機能が多いことです。
次に、iPadOSはアプリのサンドボックス化やファイル管理の仕組みがmacOSやWindowsと異なるため、既存のCubaseをそのまま移植するのは簡単ではありません。Steinbergは公式サイトでCubaseを「世界で最もポピュラーな音楽制作DAWのひとつ」と位置づけていますが、その展開はあくまでデスクトップ向けです。
とはいえ、iPadの性能は年々向上しており、音楽制作アプリも充実してきました。だからこそ「Cubase iPad」で検索する人が増えているのでしょう。
iPadでCubaseを使いたい人が選べる3つの方法
方法1:iPad向けDAWアプリで音楽制作する
iPad単体で音楽制作を完結させたいなら、iPadOS向けのDAWアプリを使うのが現実的です。たとえばCubasis 3は、Steinbergが提供しているiPad/iPhone向けの音楽制作アプリで、Cubaseと似た操作感を持っています。CubaseのプロジェクトをCubasisに読み込んだり、Cubasisで作った曲をCubaseに持っていったりと、連携を前提とした設計になっている点が魅力です。
ほかにも、GarageBandは無料で使えるApple純正の音楽制作アプリとして有名です。直感的な操作でループを組み合わせたり、ボーカルを録音したりできます。Logic Pro for iPadは、本格的な制作を行いたい人向けのサブスクリプション型DAWです。AUM – Audio Mixerのようなミキサーアプリを組み合わせれば、iPadでもかなり自由度の高い環境を構築できます。
方法2:iPadをCubaseのリモートコントローラーとして使う
デスクトップのCubaseはそのままに、iPadを操作パネルとして使う方法もあります。Cubase iC Proは、iPadやiPhoneからCubaseを遠隔操作できるアプリです。ミキサーのフェーダー操作やトランスポートの制御、マーカーの移動などを手元で行えるため、録音時の作業効率が上がります。
デスクトップ版CubaseとiPadを同じネットワークに接続して使うスタイルなので、PCの性能を活かしつつiPadのタッチ操作を活かせるのがポイントです。
方法3:iPadをMIDIコントローラーや音源として使う
iPadをMIDIキーボード代わりにしたり、外部音源としてCubaseに接続したりする方法もあります。KORG Moduleのような音源アプリをiPadで起動し、MIDIインターフェースやUSB経由でCubaseに接続すれば、iPadの音をCubaseのプロジェクトに取り込めます。
また、MIDIキーボードをiPadに接続して、CubasisやGarageBandで演奏する使い方も一般的です。iPadを「音源モジュール」や「入力デバイス」として割り切ることで、Cubase中心の制作環境にiPadを組み込めます。
Cubase iPadを検討する際のメリットとデメリット
メリット
iPadの最大の魅力は、持ち運びやすさとタッチ操作の直感性です。電源を入れてすぐに制作を始められる手軽さは、デスクトップにはない強みです。Cubasisのようなアプリを使えば、移動中やカフェでもアイデアを形にできます。また、Apple Pencilを使えば、細かい編集やペン入力による操作も可能です。
さらに、iPad用のオーディオインターフェースやUSB-C ハブを組み合わせれば、マイクやMIDIキーボードを接続して本格的な録音もできます。
デメリット
一方で、iPadではCubase本体が使えないため、デスクトップ版とまったく同じ環境にはなりません。VSTプラグインの互換性やプロジェクトファイルの完全な互換性を求めるなら、デスクトップ版Cubaseが必要です。また、iPadのストレージ容量やバッテリー、接続できる周辺機器の数には制限があります。
加えて、iPad向けアプリは買い切り型とサブスクリプション型が混在しており、コスト感もさまざまです。どのアプリを選ぶかによってできることが変わるため、事前の比較が欠かせません。
iPadでCubaseライクな環境を作るためのおすすめ機材
iPadで音楽制作をするなら、周辺機材をそろえると快適さが大きく変わります。まずはiPadと接続できるオーディオインターフェースがあると、マイクやギターの録音がしやすくなります。コンデンサーマイクを組み合わせれば、ボーカル録音のクオリティも上がります。
演奏入力にはMIDIキーボードが便利です。鍵盤数やサイズは用途に合わせて選びましょう。モニター環境はモニターヘッドホンから始めると、騒音を気にせず作業できます。iPadの接続にはUSB-C ハブやLightning – USB 3 カメラアダプタなど、端子に合ったアダプタを用意してください。
デスク周りを整えるならiPad スタンドもあると便利です。長時間の作業でも姿勢が楽になります。
Cubase iPadに関する注意点とよくある疑問
「Cubase iPad」で検索しても公式情報が出ない理由
検索結果にはSteinbergの公式サイトやダウンロードページが表示されますが、そこにiPad版Cubaseの記載はありません。公式が提供しているのはmacOS/Windows向けのCubaseと、iOS/iPadOS向けのCubasisです。この違いを理解しておくと、情報を探すときに迷いません。
iPad版Cubaseの将来の可能性
将来iPad版Cubaseが登場するかは、現時点では公式にアナウンスされていません。ただし、iPadの性能向上やCubasisの進化を見る限り、iPad向けの音楽制作環境は今後も充実していくと考えられます。最新情報はSteinbergの公式サイトや公式SNSで確認するようにしましょう。
違法ダウンロードや非公式版には注意
「Cubase iPad 無料」といったキーワードで検索すると、非公式な配布サイトに誘導されることがあります。公式が提供していないアプリをインストールするのは、セキュリティや法令の面でリスクがあります。必ず公式ストアや正規販売店を利用してください。
まとめ:Cubase iPadは存在しないが、iPadで音楽制作は十分できる
ここまで、Cubase iPadの現状と、iPadで音楽制作をするための方法を紹介してきました。繰り返しになりますが、2026年9月時点でiPad版Cubaseは提供されていません。しかし、Cubasis 3やGarageBand、Logic Pro for iPadといったアプリを使えば、iPad単体でも本格的な制作が可能です。
デスクトップのCubaseを使い続けたいなら、Cubase iC ProでiPadをリモート操作する方法もあります。自分の制作スタイルに合わせて、iPadとCubaseのベストな組み合わせを見つけてください。まずは気になるアプリや機材をチェックして、できることから始めてみましょう。

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