iPad Wi-Fiモデルでテザリングは使えるのか結論
結論から言うと、iPad Wi-Fiモデルは自分ではテザリングできません。テザリングとは、スマートフォンなどのモバイル通信を、Wi-Fi経由でほかの機器に分け合う機能です。iPad Wi-FiモデルにはSIMスロットやeSIMがなく、単体でモバイル通信できないため、テザリングの発信元にはなれないというわけです。
ただし、iPad Wi-Fiモデルでも、iPhoneやAndroidスマホのテザリングに接続すれば、外出先でインターネットを利用できます。つまり「iPad Wi-Fiモデルでテザリングを使う」というのは、正確には「スマホのテザリングにiPad Wi-Fiモデルをつなぐ」という意味になります。この記事では、その仕組み、設定手順、向いている人、注意点までを順番に整理していきます。
そもそもテザリングとは何か
テザリングは、スマートフォンやモバイルルーターが持つ通信回線を、Wi-FiやUSB、Bluetoothで他の端末に共有する機能です。たとえば、iPhone 15のようなスマホでテザリングをオンにすると、iPadやノートパソコンがそのスマホ経由でネットにつながります。
テザリングのメリットは、追加の契約なしで複数端末をネットにつなげられることです。デメリットは、スマホのバッテリー消費が増えること、通信量がスマホの契約にカウントされること、電波状況に左右されることなどが挙げられます。特に動画視聴や大容量ファイルのやり取りでは、データ通信量が一気に増える点に注意が必要です。
iPad Wi-Fiモデルとセルラーモデルの違い
iPadには大きく分けて、Wi-FiモデルとWi-Fi+Cellularモデル(セルラーモデル)があります。Wi-Fiモデルは自宅やカフェのWi-Fiに接続して使うタイプで、価格を抑えやすいのが特徴です。一方、セルラーモデルはSIMやeSIMを契約して、単体でモバイル通信できます。セルラーモデルなら自分がテザリングの発信元になれるため、iPad AirやiPad Proのセルラー版を選ぶ人もいます。
Wi-Fiモデルでも、スマホのテザリングに接続すれば屋外で使えます。ただし、スマホとiPadの両方を持ち歩く必要があり、スマホの電池切れがそのままiPadの通信断につながります。このあたりが、Wi-Fiモデル+テザリング運用の最大のポイントです。
iPad Wi-Fiモデルをテザリングにつなぐ設定手順
iPhoneのテザリングをオンにする
まずiPhone側で「設定」→「インターネット共有」を開き、スイッチをオンにします。キャリアによっては追加オプションが必要な場合があるため、契約内容を確認しておきましょう。オンにすると、ほかの機器から見つけられるSSIDが表示されます。
iPadのWi-Fi設定から接続する
次にiPadの「設定」→「Wi-Fi」を開き、一覧からiPhoneの名前を選びます。パスワードを求められたら、iPhoneの「インターネット共有」画面に表示されているパスワードを入力します。接続できれば、iPadの画面右上にWi-Fiアイコンが表示され、そのままブラウザやアプリが使えます。
うまくつながらないときの確認ポイント
つながらない場合は、iPhoneのインターネット共有がオンになっているか、iPadのWi-Fiがオンになっているかを確認します。それでもだめなら、両方を再起動する、iOSやiPadOSを最新に更新する、SSIDの名前を変更してみるといった対処が有効です。周囲のWi-Fiが多い場所では、電波干渉でつながりにくいこともあります。
iPad Wi-Fiモデル+テザリングがおすすめな人
Wi-Fiモデル+テザリングが向いているのは、外出先で使う頻度がそこまで高くない人です。自宅や職場のWi-Fiが中心で、たまにカフェや旅行先で使いたいという使い方なら、セルラーモデルを選ぶより費用を抑えられます。また、すでにiPhone SEなどスマホのデータ容量に余裕がある人なら、追加契約なしで運用しやすいでしょう。
一方、外出先で長時間使う人、動画編集やオンライン会議を屋外で行う人、スマホの電池をあまり減らしたくない人には、セルラーモデルやモバイルルーターのほうが安心です。iPad miniのような持ち歩きやすいモデルでも、通信手段の考え方は同じです。
iPad Wi-Fiモデルでテザリングを使う際の注意点
第一に、通信量はスマホの契約に含まれます。動画を見たり、アプリを更新したりすると、気づかないうちに容量を使い切ることがあります。第二に、バッテリー消費です。テザリング中はスマホが電波を送受信し続けるため、Anker モバイルバッテリーのような予備電源があると安心です。
第三に、セキュリティです。テザリングはパスワードを設定して、第三者に勝手に接続されないようにしましょう。第四に、公共の場での利用マナーです。電波の利用が制限されている場所や、施設のルールでテザリングが禁止されている場合もあります。契約しているキャリアの規約や、利用場所のルールを確認してから使いましょう。
iPad Wi-Fiモデルとテザリングに関するよくある質問
iPad Wi-Fiモデル単体でテザリングできますか
できません。Wi-Fiモデルはモバイル通信に対応していないため、自分がテザリングの発信元になることはできません。あくまで、スマホなど他の機器のテザリングに接続する側になります。
セルラーモデルならテザリングできますか
セルラーモデルはSIMやeSIMでモバイル通信できるため、設定や契約によってはテザリングの発信元になれます。ただし、対応状況はキャリアやプランによって異なるので、契約時に確認しておきましょう。
テザリングとWi-Fiの違いは何ですか
Wi-Fiは無線LANの規格で、ルーターなどから電波を受け取って通信します。テザリングは、スマホなどの通信回線を他の機器に分け合う機能です。iPad Wi-Fiモデルは、どちらの方法でもネットにつながりますが、テザリングの場合はスマホ側の設定と契約が関係します。
iPad Wi-Fiモデルでテザリングを活用するためのまとめ
iPad Wi-Fiモデルは、単体ではテザリングできませんが、スマホのテザリングに接続すれば外出先でも使えます。設定はiPhoneの「インターネット共有」をオンにして、iPadのWi-Fi設定から接続するだけとシンプルです。費用を抑えたい人、外出先での利用がそこまで多くない人には、Wi-Fiモデル+テザリングは現実的な選択肢になります。
一方で、通信量がスマホの契約に含まれること、バッテリーを消費すること、電波状況に左右されることは忘れないでください。長時間の外出や大容量通信が多いなら、iPadのセルラーモデルやモバイルルーターも比較検討するとよいでしょう。自分の使い方に合わせて、iPad (第10世代)のようなWi-Fiモデルを選ぶのか、セルラーモデルを選ぶのかを判断してみてください。
最後にもう一度整理すると、iPad Wi-Fiモデルでテザリングを使うときは「スマホが親機、iPadが子機」という関係です。この関係を理解しておけば、設定で迷ったときも落ち着いて対処できます。契約内容と使い方を照らし合わせながら、自分に合った通信方法を選んでいきましょう。

コメント