ip addr showとは?LinuxでIPアドレスを確認する基本コマンド
「ip addr show」は、LinuxやmacOSなどのUNIX系OSでネットワークインターフェースのIPアドレスを確認するためのコマンドです。従来のifconfigに代わって広く使われており、IPv4とIPv6の両方に対応しています。ターミナルで「ip addr show」と入力すると、各ネットワークインターフェースに割り当てられたIPアドレス、サブネットマスク、MACアドレス、状態(UP/DOWN)などが一覧表示されます。特定のインターフェースだけを見たい場合は「ip addr show eth0」のようにデバイス名を指定します。なお、Windowsでは「ipconfig」、macOSでは「ifconfig」が基本ですが、Linuxではiproute2パッケージに含まれる「ip」コマンドが標準です。
このコマンドを覚えると、サーバーやルーターの設定確認、ネットワークトラブルの切り分けが格段に楽になります。たとえば、エレコム スイッチングハブ ギガビット 8ポートのようなネットワーク機器を導入したときも、接続したPCのIPアドレスを「ip addr show」で確認すれば、正しく通信できているかすぐに判断できます。
ip addr showの基本的な使い方と実行例
実際に「ip addr show」を実行すると、次のような情報が表示されます。
$ ip addr show
1: lo: <LOOPBACK,UP,LOWER_UP> mtu 65536 qdisc noqueue state UNKNOWN group default qlen 1000
link/loopback 00:00:00:00:00:00 brd 00:00:00:00:00:00
inet 127.0.0.1/8 scope host lo
valid_lft forever preferred_lft forever
inet6 ::1/128 scope host
valid_lft forever preferred_lft forever
2: eth0: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1500 qdisc fq_codel state UP group default qlen 1000
link/ether 00:1a:2b:3c:4d:5e brd ff:ff:ff:ff:ff:ff
inet 192.168.1.10/24 brd 192.168.1.255 scope global dynamic eth0
valid_lft 86390sec preferred_lft 86390sec
inet6 2400:8500:2002:3171:160:251:199:159/64 scope global dynamic
valid_lft 2591999sec preferred_lft 604799sec
ここで注目すべきは「inet」の行です。IPv4アドレスは「inet 192.168.1.10/24」のように表示され、「/24」はサブネットマスク(プレフィックス長)を表します。IPv6は「inet6」の行に表示されます。また、「link/ether」はMACアドレスです。グローバルIPアドレスを確認したい場合は、バッファロー Wi-Fi ルーター 6 対応などのルーター管理画面や、後述のWebツールを併用するとよいでしょう。
コマンドのオプションとしては、「ip -4 addr show」でIPv4のみ、「ip -6 addr show」でIPv6のみを表示できます。「ip addr show up」とすれば、有効なインターフェースだけに絞り込めます。よく使うコマンドはエイリアスを設定しておくと便利です。
ip addr showとifconfigの違い・比較
古くから使われているifconfigとip addr showの主な違いを整理します。
- 対応OS:ifconfigは古いUNIXやmacOSでも使えますが、Linuxでは非推奨になっています。ip addr showはLinuxの標準です。
- IPv6対応:ifconfigはIPv6の表示に別コマンドが必要な場合がありますが、ip addr showは標準でIPv6も表示します。
- 情報量:ip addr showのほうがインターフェースの状態や統計情報を詳細に表示できます。
- 設定変更:ifconfigはIPアドレスの一時変更もできますが、ipコマンドでも「ip addr add」で同様の操作が可能です。
現在のLinuxディストリビューションではiproute2が標準搭載されているため、これから学ぶならip addr showを覚えるのがおすすめです。もし古い機器でifconfigしか使えない場合は、PLANEX ギガビット対応 スイッチングハブ 5ポートのような機器を介して接続し、別のPCでip addr showを実行するのも一つの手です。
ip addr showで確認できるIPアドレスの種類
ip addr showの出力には、大きく分けてグローバルIPアドレスとプライベートIPアドレスが含まれます。グローバルIPはインターネット上で一意のアドレスで、プロバイダから割り当てられます。プライベートIPは家庭内や社内ネットワークで使われるアドレスで、192.168.x.x、10.x.x.x、172.16.x.x~172.31.x.xの範囲です。
また、IPv4とIPv6の違いも重要です。IPv4は32ビットで約43億個のアドレスしかなく枯渇が進んでいます。IPv6は128ビットで事実上無限に近いアドレスを提供し、近年普及が進んでいます。ip addr showでは両方を同時に確認できるため、デュアルスタック環境の確認に役立ちます。
自分のグローバルIPを確認したいときは、TP-Link Wi-Fi 6 ルーター Archer AX73の管理画面にログインするか、Web上のIP確認ツールを使うと簡単です。たとえば「IPアドレス確認・検索 | IPv4・IPv6対応」のようなサイトでは、アクセスするだけでIPv4/IPv6アドレス、ASN、プロバイダ、位置情報、ブラウザ情報が表示されます。同様に「アクセス情報【使用中のIPアドレス確認】」や「IPアドレス確認(自分のグローバルIPアドレス確認)」といったツールも便利です。
ip addr showを使うメリットとデメリット
メリット
- 追加ソフト不要で標準搭載されていることが多い
- IPv4/IPv6両対応で情報量が豊富
- スクリプトに組み込みやすい
- インターフェースの状態(UP/DOWN)やMACアドレスも同時に確認できる
デメリット
- Windowsでは使えない(ipconfigを使う)
- オプションが多く、初心者にはとっつきにくい
- 出力が英語のため、慣れないと読みづらい
- グローバルIPアドレスは直接表示されない(ルーターやWebツールで確認が必要)
デメリットを補うには、ELECOM 無線LANルーター 11acなどのルーター付属ツールや、アイ・オー・データ Wi-Fi ルーター 11axの設定画面を併用するとよいでしょう。また、バッファロー 無線LAN 中継機を使って電波を延ばす際も、ip addr showで接続状態を確認できます。
ip addr showの注意点とトラブルシューティング
ip addr showを実行してもIPアドレスが表示されない場合、いくつかの原因が考えられます。
- インターフェースがDOWNしている:ケーブルが抜けている、Wi-Fiがオフになっている可能性があります。「ip link set eth0 up」で有効化できます。
- DHCPが失敗している:IPアドレスが割り当てられていない場合は「sudo dhclient eth0」で再取得を試みます。
- コマンドが見つからない:iproute2がインストールされていない可能性があります。Debian系なら「sudo apt install iproute2」、RHEL系なら「sudo yum install iproute」で導入します。
- 権限不足:通常は一般ユーザーでも表示できますが、設定変更にはsudoが必要です。
また、VPN接続時は仮想インターフェース(tun0など)が追加され、ip addr showで確認できます。VPNが正しく接続されているか確認するのにも役立ちます。ネットワーク診断には、エレコム LANケーブル CAT6A 10mやサンワサプライ LANケーブル CAT6 5mなど、品質の良いケーブルを使うことも大切です。
ip addr showとWebツールを併用したIPアドレス確認の比較
ip addr showはローカルマシンのIPアドレスを確認するのに最適ですが、グローバルIPアドレスやプロバイダ情報、位置情報を確認するにはWebツールが便利です。以下に代表的な方法を比較します。
| 確認方法 | 確認できる情報 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|
| ip addr show | ローカルIP、IPv6、MACアドレス、インターフェース状態 | 標準搭載、詳細、スクリプト化可能 | グローバルIPは直接見えない |
| Webツール(jptools.jpなど) | グローバルIP、ASN、プロバイダ、位置情報、ブラウザ情報 | アクセスするだけ、IPv4/IPv6対応 | ブラウザが必要、プライバシーに注意 |
| ルーター管理画面 | グローバルIP、接続状態、DHCP割当 | 家庭内全体を把握 | 機種ごとに操作が異なる |
用途に応じて使い分けましょう。開発やサーバー管理ではip addr show、日常的な確認にはWebツールがおすすめです。なお、Webツールを使う際は、ノートン 360 プレミアムなどのセキュリティソフトで保護された環境で行うと安心です。
ip addr showに関するよくある質問(FAQ)
Q. ip addr showとipconfigの違いは?
A. ip addr showはLinux/UNIX系、ipconfigはWindowsで使います。表示内容は似ていますが、コマンド体系が異なります。
Q. グローバルIPアドレスをip addr showで確認できますか?
A. 直接は表示されません。ルーターの管理画面やWebツールで確認してください。
Q. IPv6アドレスが表示されない場合は?
A. ネットワークがIPv6に対応していないか、無効になっている可能性があります。「ip -6 addr show」で確認し、必要ならルーター設定を見直しましょう。
Q. コマンドを短縮できますか?
A. 「ip a」や「ip a s」といった省略形が使えます。エイリアスを設定するのも便利です。
Q. スマートフォンでもip addr showは使えますか?
A. AndroidのTermuxなど一部環境で利用可能ですが、通常は設定画面から確認するのが簡単です。
まとめ:ip addr showを使いこなしてネットワーク管理を効率化しよう
今回は「ip addr show」の基本から応用、Webツールとの比較まで解説しました。ip addr showはLinuxでIPアドレスを確認する標準コマンドであり、IPv4/IPv6両方に対応し、インターフェースの状態も把握できます。グローバルIPアドレスを確認したい場合は、Webツールやルーター管理画面を併用しましょう。ネットワーク機器を選ぶ際は、バッファロー Wi-Fi ルーター 6 対応やTP-Link Wi-Fi 6 ルーター Archer AX73など、信頼できるメーカーの製品を選ぶと安心です。ぜひこの記事を参考に、ip addr showをマスターしてネットワーク管理をスムーズにしてください。


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