起動中にこのiPadで問題が起きました——まず結論から
「起動中にこのiPadで問題が起きました」というメッセージが出てしまったとき、いちばん最初にやるべきことは電源ボタンを長押しして強制再起動を試すことです。それでも改善しない場合は、充電ケーブルと電源アダプタを純正品に替えて30分以上充電し、再度起動を確認します。この2ステップで多くのケースは復旧します。それでもだめなら、パソコンにつないでのリカバリーモードやDFUモードでの復元を検討する、という順番で進めるのが安全です。
この記事では、「起動中にこのiPadで問題が起きました」という表示の意味、考えられる原因、そして自宅でできる対処法を順番に整理していきます。専門用語はできるだけかみ砕いて説明するので、機械が苦手な方でも上から順に試していける構成にしています。
「起動中にこのiPadで問題が起きました」とは何を意味するのか
まず言葉の整理から。「起動」とは、機器の電源が入って動き始めること、つまり運転を開始することを指します。辞書的な意味では「動きや働きを起こすこと。特に、機器類が運転を開始すること」と説明され、「始動」とほぼ同じ意味で使われます。似た言葉に「始動」「作動」がありますが、「始動」は計画などが動き出す場合にも使えるのに対し、「起動」は主に機械が動き始めることを指す、という違いがあります。
つまり「起動中にこのiPadで問題が起きました」は、iPadが電源を入れて立ち上がろうとしている最中に、何らかのエラーで処理が止まってしまったという状態を伝えるメッセージです。アプリの不具合というより、OSの読み込み段階でつまずいているサインだと考えてください。
なお、この表示は英語圏では「There was a problem with this iPad during startup」のような文言で出ることがあり、日本語環境では上記のように表示されます。似た場面で使われる言葉としては、パソコンやタブレットの起動トラブル全般を扱った解説が参考になります。たとえば iPad 第10世代 64GB Wi-Fiモデル のような比較的新しい端末でも、ソフトウェアの不具合で同じ表示が出ることがあります。
考えられる主な原因
ソフトウェアの一時的な不具合
もっとも多いのが、OSのアップデート途中での中断や、一時的な読み込みエラーです。アップデート中にバッテリーが切れた、通信が途切れた、といった心当たりがある場合はこれに該当します。
ストレージ不足やデータの破損
空き容量が極端に少ないと、起動時に必要なファイルを展開できずエラーになることがあります。また、バックアップデータや一部のアプリデータが破損しているケースも考えられます。
充電・電源まわりの問題
バッテリー残量がごくわずか、あるいは充電ケーブルやアダプタの接触不良で電力が安定しないと、起動処理が途中で止まることがあります。純正以外の Apple 20W USB-C 電源アダプタ 互換品を使っている場合は、一度純正品で試すのがおすすめです。
ハードウェアの故障
落下や水濡れの後から症状が出ている場合は、内部の基板やストレージの故障が疑われます。この場合は自宅での対処が難しいため、サポート窓口への相談が必要です。
自宅でできる対処法を順番に試そう
ステップ1:強制再起動を試す
ホームボタンのない機種では、音量を上げるボタンを押して離す→音量を下げるボタンを押して離す→電源ボタンを長押しして、Appleのロゴが出るまで待つ、という手順です。ホームボタンがある機種では、ホームボタンと電源ボタンの同時長押しになります。データが消える心配は基本的にありません。
ステップ2:純正ケーブルでしっかり充電する
30分以上、純正の Apple USB-C – Lightning ケーブル などで充電してから、もう一度電源を入れてみましょう。充電不足が原因だった場合は、これだけで解決することがあります。
ステップ3:パソコンに接続してリカバリーモードへ
パソコンと接続し、リカバリーモードを起動します。画面上に「アップデート」と「復元」の選択肢が出たら、まずは「アップデート」を選びます。これでデータを残したまま復旧できる可能性があります。パソコン側の接続には Apple USB-C – USB アダプタ のような変換アダプタが必要になることもあります。
ステップ4:それでもだめなら「復元」を選ぶ
アップデートで改善しない場合は「復元」を選びます。ただし、この操作は端末内のデータが消える可能性があるため、事前にiCloudやパソコンへのバックアップがないか確認しておきましょう。バックアップを取る習慣がない方は、外付けストレージの活用も検討してください。たとえば SanDisk 外付けSSD 1TB があれば、パソコン経由のバックアップ先として使えます。
復旧後にやっておきたい設定と備え
無事に起動できたら、再発防止のために次の点を見直しておきましょう。
- iOS/iPadOSを最新バージョンに更新しておく
- 空き容量を常に一定以上確保しておく
- iCloudバックアップを有効にしておく
- 充電器は純正品か信頼できるメーカーのものを選ぶ
バックアップ用のクラウド容量が足りない場合は、Apple iCloud+ 200GB プリペイドカード のような追加プランを検討するのもひとつの方法です。また、予備の充電器を用意しておくと、外出先でのトラブルにも慌てずに済みます。Anker USB-C 充電器 65W のような高出力モデルなら、iPadとノートパソコンをまとめて充電できます。
ケーブルの断線が疑われるときは、Anker USB-C & USB-C ケーブル のように耐久性をうたった製品に替えるのも有効です。モバイルバッテリーを持っておけば、外出先でバッテリーが切れて起動できなくなる事態を避けられます。Anker PowerCore 10000 は容量と携帯性のバランスが取りやすい定番の選択肢です。
買い替えを検討するケースとおすすめの選び方
何度も同じエラーを繰り返す、充電しても電源が入らない、画面に異常がある、といった場合は本体の寿命が近づいている可能性があります。修理費用と買い替え費用を比べて判断しましょう。
買い替え先を選ぶときは、用途と予算で絞り込むのが近道です。動画視聴やWeb閲覧が中心なら iPad 第9世代 64GB Wi-Fiモデル のようなエントリーモデルでも十分。持ち歩いてメモやイラストを描きたいなら iPad mini 第6世代 64GB Wi-Fiモデル が扱いやすいサイズです。仕事で使うなら iPad Air 第5世代 64GB Wi-Fiモデル や iPad Pro 11インチ 第4世代 128GB Wi-Fiモデル のように性能に余裕のあるモデルが向いています。
あわせて、保護フィルムやケースも用意しておくと安心です。iPad ガラスフィルム は画面割れを防ぎ、iPad ケース スタンド付き は落下時の衝撃をやわらげます。タッチペンを使いたい場合は Apple Pencil 第2世代 や Apple Pencil 第1世代 が対応モデルに合わせて選べます。
それでも解決しないときの相談先
自力での対処で改善しない場合は、無理に操作を繰り返さず、メーカーのサポート窓口や正規サービスプロバイダに相談しましょう。保証期間内かどうか、AppleCare+に加入しているかどうかで対応が変わります。加入を検討しているなら AppleCare+ for iPad のようなプランを確認しておくと、いざというときの負担を抑えられます。
なお、修理に出す前に、可能な範囲でデータのバックアップを取っておくことを強くおすすめします。起動できたタイミングで写真や連絡先をクラウドに退避しておけば、万が一のときのダメージを最小限にできます。
まとめ:起動中にこのiPadで問題が起きましたと表示されたら落ち着いて順番に対処を
「起動中にこのiPadで問題が起きました」と表示されても、多くは強制再起動と充電の見直しで解決します。それでだめならリカバリーモード、最終手段として復元、という順番を守れば、大切なデータを守りながら対処できます。日頃からバックアップと空き容量の確保、純正の充電環境を整えておくことが、結果的にいちばんの予防策になります。焦らず、ひとつずつ試していってください。


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