iPadの位置情報オフとは?結論から先にお伝えします
「iPadの位置情報をオフにしたい」と調べているあなたは、おそらく「バッテリーの減りが気になる」「プライバシーが心配」「子どもに持たせていて居場所が丸わかりになるのが不安」といった理由があるのではないでしょうか。
結論から言うと、iPadの位置情報は「設定アプリ」からアプリごと・システム全体の両方でオフにできます。ただし、すべてオフにしてしまうと「探す」機能で紛失したiPadを見つけられなくなったり、地図アプリの現在地が使えなくなったりするので、目的に応じて使い分けるのが現実的です。
この記事では、iPadの位置情報をオフにする具体的な手順、オンにしておくべきケース、オフにするメリットとデメリット、そして注意点までを順番に整理していきます。なお、本記事で扱うiPad本体はもちろん、iPad AirやiPad mini、iPad Proなど、どのモデルでも設定の考え方は基本的に同じです。
iPadの位置情報オフの基本|設定アプリでの手順
まずは基本の操作から確認しましょう。iPadの位置情報設定は「設定」アプリの中にまとまっています。
アプリごとに位置情報をオフにする手順
- ホーム画面から「設定」アプリを開く
- 左側のメニューから「プライバシーとセキュリティ」をタップ
- 「位置情報サービス」をタップ
- 一覧からオフにしたいアプリを選ぶ
- 「位置情報の使用を許可しない」を選択する
この方法なら、たとえばカメラアプリだけ位置情報をオフにして、地図アプリはオンにしておく、といった細かい調整ができます。「全部オフは困るけど、このアプリだけは嫌だ」という場合に向いています。
位置情報サービス全体をオフにする手順
「とにかく全部オフにしたい」という場合は、「位置情報サービス」の画面のいちばん上にあるスイッチをオフにします。これをオフにすると、すべてのアプリが位置情報を取得できなくなります。
ただし、この全体スイッチをオフにすると、後述する「探す」アプリの機能も制限される点は覚えておきましょう。なお、iPad (第10世代)のような比較的新しいモデルでも、設定項目の場所や名称はほぼ共通です。
iPadの位置情報オフと「探す」機能の関係
iPadの位置情報を語るうえで避けて通れないのが、「探す」アプリの存在です。これは紛失したiPadの場所を表示してくれる機能で、位置情報サービスがオンになっていることが前提になります。
つまり、位置情報を完全にオフにすると、iPadをなくしたときに地図上で場所を確認できなくなります。逆に言えば、「探す」を使いたいなら位置情報はオンにしておく必要があります。
「プライバシーは守りたいけど、紛失対策もしたい」という場合は、位置情報サービス全体はオンにしたまま、気になるアプリだけ個別にオフにするのがおすすめです。このあたりのバランス感覚が、iPadの位置情報設定ではもっとも大事なポイントと言えます。
iPadの位置情報をオフにするメリット
ここからは、位置情報をオフにすることで得られるメリットを整理します。
プライバシーを守りやすい
位置情報は、あなたがどこにいるかを示す情報です。アプリによっては、取得した位置情報をもとに広告を出したり、行動履歴を蓄積したりすることがあります。オフにしておけば、そうしたデータの収集を抑えられます。
バッテリー消費を抑えられる可能性がある
GPSやWi-Fiを使った位置情報の取得は、バッテリーを消費する処理のひとつです。特に常に位置情報を使うアプリが多いと、その分だけ電力を使います。オフにすることで、間接的にバッテリー持ちの改善が期待できます。
子どもに持たせるときの安心材料になる
子ども用にiPad (第9世代)などを渡している場合、位置情報が常に取得されていると「どこにいるか」が細かく分かってしまいます。逆に、位置情報をオフにしておけば、必要以上に居場所が記録されるのを防げます。ただし、見守りたい場合はオンにしておく必要があるので、家庭の方針によります。
iPadの位置情報をオフにするデメリットと注意点
メリットばかりに見える位置情報オフですが、当然デメリットもあります。ここを理解せずにオフにしてしまうと、「あとで困った」となりがちです。
「探す」で見つけられなくなる
先ほども触れたとおり、位置情報をオフにすると紛失時に場所を確認できません。外出先で落としたり、家の中で見当たらなくなったりしたときの対応力が落ちます。
地図・天気・配車アプリなどが使いにくくなる
地図アプリの現在地表示、天気アプリの現在地の天気、タクシー配車アプリの乗車地点などは、位置情報があってこそ便利に使えます。オフにすると、毎回手動で場所を入力する手間が発生します。
緊急時の通報で位置が伝わりにくくなる場合がある
緊急通報の仕組みは国や地域によって異なりますが、位置情報が使えないと、緊急時に正確な場所を伝えにくくなる可能性があります。この点は安全性に関わるため、慎重に判断したいところです。
設定を戻し忘れると後で困る
一時的にオフにしたまま忘れてしまい、「なぜか地図が動かない」と悩むケースも少なくありません。オフにしたら、必要になったタイミングで戻す習慣をつけましょう。
iPadの位置情報オフはこんな人におすすめ
では、どんな人が位置情報をオフにするとよいのでしょうか。具体的なケースを挙げます。
- プライバシーを重視していて、不要なアプリに位置情報を渡したくない人
- バッテリーの持ちを少しでも良くしたい人
- 子どもにiPadを渡していて、居場所の記録を最小限にしたい人
- 自宅のWi-Fi環境でしか使わず、外出時に位置情報を使う予定がない人
逆に、外出先で地図をよく使う人、紛失対策を重視したい人、見守り目的で子どもに持たせている人は、全体をオフにするのではなく、アプリ単位での調整にとどめるのがよいでしょう。
たとえば、自宅で動画視聴や読書に使うiPad (第8世代)なら、位置情報をオフにしても困る場面はそれほど多くありません。一方、外出先で使うiPad mini (第6世代)は、地図や「探す」を使う機会が多いので、オンを維持したほうが安心です。
iPadの位置情報オフに関するよくある疑問
位置情報をオフにするとWi-Fiは使えなくなる?
なりません。位置情報とWi-Fiは別の機能です。Wi-Fiはそのまま使えます。
機内モードにすれば位置情報もオフになる?
機内モードは通信を止める機能で、位置情報サービスそのものをオフにするわけではありません。設定アプリから個別にオフにする必要があります。
一度オフにしたら元に戻せる?
戻せます。設定アプリの同じ画面からオンに切り替えるだけです。いつでも変更できるので、まず試してみるという使い方もできます。
iPadを売却・下取りに出すときはどうすればいい?
売却や下取りの前には、位置情報サービスのオフだけでなく、「探す」をオフにしてから初期化するのが一般的な手順です。詳しい手順はAppleの公式サポート情報を確認してください。
まとめ|iPadの位置情報オフは目的に合わせて使い分けよう
iPadの位置情報オフは、「設定」アプリの「プライバシーとセキュリティ」→「位置情報サービス」から、アプリ単位でも全体でも切り替えられます。プライバシー保護やバッテリー節約といったメリットがある一方で、「探す」や地図アプリが使いにくくなるデメリットもあります。
おすすめは、全体をオフにするのではなく、必要なアプリだけオンにして、不要なアプリはオフにするという使い分けです。特に紛失対策を考えるなら、「探す」のために位置情報はオンにしておきましょう。
今回紹介したiPad Air (第5世代)やiPad Pro 11インチ、iPad (第7世代)など、どのモデルでも考え方は同じです。自分の使い方に合わせて、無理のない範囲で設定を調整してみてください。

コメント